2014-08-03 14:32:56 (9 years ago)
先月は、打つ蕎麦の精度アップを目指して教わりに行ったり、こね鉢を買い替えたりしてきました。
切り方、のし方、悪い癖をご教授いただき改善、こね鉢を変えたことでシッカリ練れるようになり
これまで16メッシュは多かれ少なかれ切れていた、特に冷凍するとかなり切れていたのが大きく改善
蕎麦打ちが未熟なことは重々理解、それが大きな問題と思っていたが、道具の問題も大きかったのだ。
自分に合った道具を使う大切さ、気持ち良さを改めて実感・・・そして合っていない道具がもう一つ・・駒板
駒板は、初めて買った蕎麦打ちセット付属の小さなもの幅23cm(包丁の当たる面、以下同様)から始まり
500g程度の蕎麦を打つには小さいため、幅25cmの桐材へ買い替え・・・
1年程で駒が割れ・・・そば道具は大は小を兼ねると良く聞いくし、いずれお店をやりたいので・・・
30cmの反り止め付きの胡桃+桐材の1.5kg以上に対応の本職スペック・・・が、しかし、これはオーバースペック過ぎた!
何が問題かと言うと・・・畳んだ生地の幅に対し駒板が大き過ぎるので安定しない
駒板がズレる原因となり切り幅が不規則になったり、斜めに切れてしまう(上下の幅)原因になる。
安定しないということは力を入れて押さえつけることになるので当然そばへの負荷が大きく圧縮され堅くなるし
超粗挽きなど多少緩めに打つような場合には生地同時がくっつく・・・など悪影響の連鎖だ。
そもそも先々数種類打ちの予定で一度に打つ量は1.5kgまでの予定だし・・・
そば道具は大は小を兼ねると言うものの、必ずしも当てはまらず道具によりということを身をもって体感。
真っすぐに切るための道具で重要性が軽視されがちな駒板だが、自分の打ち方/打つ量に合っていないと大きな影響を及ぼす道具なのだ。
そして、枕(包丁と当たる面)の形状も斜め、直角、高さで切れるそばの太さが変わるなど奥深い道具。
一見なんの変哲もない板のようだが「自分にあった道具」を選ぼうとすると駒板選びは難しいのだ。
ずいぶんと前置きが長くなったが、駒板の買い増しをすることにした。
今回、改善要素を検討をするにあたり重視したことは・・・
これまで使っていた反り止め付きの大きな駒板は、300mm×330mm×23mm高の斜め枕
それ以前のものより、しっかりとした合成感で切りやすく使い勝手は良かった、この製品品質はキープしながら
問題1、大きいが故の安定不足、2、自然に切るとやや太目(1.5mm~2mm)になる傾向、この2つの改善する。
超粗挽きの場合あえて畳み幅を大きくする方法もある、この場合はやや太めになるので継続して現在のものを使うとして・・・
今回は「通常の畳み方で細打ちに特化した駒板」この条件に合ったもので探すことにする。
いろいろ探してみたところ、やはり斜め枕は物が少ない・・・枕の低いものも同様・・・
中には細く綺麗に切れる駒板(枕高17mm)なんてもモノも・・・これ良さそう、候補にキープしておこう・・・
あとはオーダーも出来るようだが1~2万円と結構なお値段のようだ。
ついでに自作も検討するが・・旧い駒板で削ろうとしたが上手く固定出来ず真っすぐ切るのが難しい・・
枕、反り止めのジョイント部加工、ある程度の精度で加工するには固定工具が必要・・万単位になりそう。
現状と同レベルの材質で、基本形状へのカット加工を頼もうとするとトータル2~3千円掛かる・・・失敗に備えた予備含め。
そこで前回買ったお店のWEBを見てみると・・・なんと枕高さをオーダー出来るようになっている!!!
枕も直角、斜めと2種類から選べ、さらに高さ調整は無料!!おっおっ~~これはいい~!
ここの駒板はとても満足出来る品質、しかも低価格ときたら迷いなんてスっとんでしまう!!
こうなると用途ごとに幾つか作ってみたくなる・・贅沢な願望・・・危険な誘惑・・
現在と同素材のウォールナットの枕+反り止め、これは非常に気に入っているのだが、小さなサイズは特注となる。
同じもので良いかな~と思いつつ、別の木材で硬質な桜材(ブラックチェリー)も気になる。
しかも希望サイズが通常ラインナップ、もちろん斜め枕も、されている、今回はこちらの素材にしてみよう。
サイズは・・・270mm×300mm×18mm高の斜め枕、納期の確認も兼ね見積もり依頼する。
お値段は3,400円(税込)とリーズナブル!!さっそくオーダーすること1週間で届きました。
どんなものでもそうだが、新品は気持ちいいな~
新旧3つ重ねてみると・・・
これまでのウォールナットの使い込まれた重厚感も良いが、この清潔感と爽やかさはまた別物。
左がウォールナット、右がブラックチェリー
枕の高さも、これだけ違う
桜材(ブラックチェリー)は、赤みがあって温かい感じがするな~
枕も薄いが、反り止めの厚みが薄い!
すでに麺棒や家具など我が家でも使ってるので、気分的な安心感があるのだろう。
実は今回いろいろ調べて知ったのだが、駒板はオイル磨きすると反るので良くないとかなんとか・・・
これまでのものは既にさんざんやってしまっているので手遅れなのだが・・
新しいものも懲りずに枕、反り止めは念入りに・・この二カ所は良いとして・・全体も軽くやってしまった。
では、早速使ってみましょう~
安定感と切り幅はどう変化するか楽しみでもあるが、一つだけ心配も・・・
枕高を低くなると包丁が枕を飛び越えてしまうこともあるという、お決まりの問題。
こういう細かいところは、自分を調整する/さらに道具を煮詰める、どちらかだ。
さ~狙い通り問題改善しているでしょうか・・・
今回は500gの粉で打ってみました。
これならブレることなく、しっかりと押さえられ安定感があります。
精神的にも集中出来るので良いです。
なにも考えずに自然と動く動作で切ってみると・・・
初めてなので少々感覚が・・ですが、細めになっています!
そ~この感じにしたかったんです!
これまで、この太さにしようとすると、かなり意識しながら切らないといけなかった
余計なところに意識が向いているので、駒板を押さえる力もゆるみ・・・切りが不安定だった。
それがなくなったので、気持ちよく細切りが出来るようになった。
ん~、気持ち良い、楽しい、集中力がちがう!
初めてなので少々慣れが必要だが、これは良いですね~
蕎麦打ち道具の選び方は・・・
駒板もそうですが、麺棒も、包丁にも同じようなことがありました。
自分に合った道具を使うことは上達に繋がりますし、何より気持ちがいい!!
ある有名な大巨匠とお話した際におっしゃってましたが・・
「良い道具を使うこと」とは「高価な道具を使う」ではなく「自分に合った道具が良い道具」
やはり「機能性」と「相性」が良いそば打ち道具の選び方の秘訣です!
切り方、のし方、悪い癖をご教授いただき改善、こね鉢を変えたことでシッカリ練れるようになり
これまで16メッシュは多かれ少なかれ切れていた、特に冷凍するとかなり切れていたのが大きく改善
蕎麦打ちが未熟なことは重々理解、それが大きな問題と思っていたが、道具の問題も大きかったのだ。
自分に合った道具を使う大切さ、気持ち良さを改めて実感・・・そして合っていない道具がもう一つ・・駒板
駒板は、初めて買った蕎麦打ちセット付属の小さなもの幅23cm(包丁の当たる面、以下同様)から始まり
500g程度の蕎麦を打つには小さいため、幅25cmの桐材へ買い替え・・・
1年程で駒が割れ・・・そば道具は大は小を兼ねると良く聞いくし、いずれお店をやりたいので・・・
30cmの反り止め付きの胡桃+桐材の1.5kg以上に対応の本職スペック・・・が、しかし、これはオーバースペック過ぎた!
何が問題かと言うと・・・畳んだ生地の幅に対し駒板が大き過ぎるので安定しない
駒板がズレる原因となり切り幅が不規則になったり、斜めに切れてしまう(上下の幅)原因になる。
安定しないということは力を入れて押さえつけることになるので当然そばへの負荷が大きく圧縮され堅くなるし
超粗挽きなど多少緩めに打つような場合には生地同時がくっつく・・・など悪影響の連鎖だ。
そもそも先々数種類打ちの予定で一度に打つ量は1.5kgまでの予定だし・・・
そば道具は大は小を兼ねると言うものの、必ずしも当てはまらず道具によりということを身をもって体感。
真っすぐに切るための道具で重要性が軽視されがちな駒板だが、自分の打ち方/打つ量に合っていないと大きな影響を及ぼす道具なのだ。
そして、枕(包丁と当たる面)の形状も斜め、直角、高さで切れるそばの太さが変わるなど奥深い道具。
一見なんの変哲もない板のようだが「自分にあった道具」を選ぼうとすると駒板選びは難しいのだ。
ずいぶんと前置きが長くなったが、駒板の買い増しをすることにした。
今回、改善要素を検討をするにあたり重視したことは・・・
これまで使っていた反り止め付きの大きな駒板は、300mm×330mm×23mm高の斜め枕
それ以前のものより、しっかりとした合成感で切りやすく使い勝手は良かった、この製品品質はキープしながら
問題1、大きいが故の安定不足、2、自然に切るとやや太目(1.5mm~2mm)になる傾向、この2つの改善する。
超粗挽きの場合あえて畳み幅を大きくする方法もある、この場合はやや太めになるので継続して現在のものを使うとして・・・
今回は「通常の畳み方で細打ちに特化した駒板」この条件に合ったもので探すことにする。
いろいろ探してみたところ、やはり斜め枕は物が少ない・・・枕の低いものも同様・・・
中には細く綺麗に切れる駒板(枕高17mm)なんてもモノも・・・これ良さそう、候補にキープしておこう・・・
あとはオーダーも出来るようだが1~2万円と結構なお値段のようだ。
ついでに自作も検討するが・・旧い駒板で削ろうとしたが上手く固定出来ず真っすぐ切るのが難しい・・
枕、反り止めのジョイント部加工、ある程度の精度で加工するには固定工具が必要・・万単位になりそう。
現状と同レベルの材質で、基本形状へのカット加工を頼もうとするとトータル2~3千円掛かる・・・失敗に備えた予備含め。
そこで前回買ったお店のWEBを見てみると・・・なんと枕高さをオーダー出来るようになっている!!!
枕も直角、斜めと2種類から選べ、さらに高さ調整は無料!!おっおっ~~これはいい~!
ここの駒板はとても満足出来る品質、しかも低価格ときたら迷いなんてスっとんでしまう!!
こうなると用途ごとに幾つか作ってみたくなる・・贅沢な願望・・・危険な誘惑・・
現在と同素材のウォールナットの枕+反り止め、これは非常に気に入っているのだが、小さなサイズは特注となる。
同じもので良いかな~と思いつつ、別の木材で硬質な桜材(ブラックチェリー)も気になる。
しかも希望サイズが通常ラインナップ、もちろん斜め枕も、されている、今回はこちらの素材にしてみよう。
サイズは・・・270mm×300mm×18mm高の斜め枕、納期の確認も兼ね見積もり依頼する。
お値段は3,400円(税込)とリーズナブル!!さっそくオーダーすること1週間で届きました。
どんなものでもそうだが、新品は気持ちいいな~
新旧3つ重ねてみると・・・
これまでのウォールナットの使い込まれた重厚感も良いが、この清潔感と爽やかさはまた別物。
左がウォールナット、右がブラックチェリー
枕の高さも、これだけ違う
桜材(ブラックチェリー)は、赤みがあって温かい感じがするな~
枕も薄いが、反り止めの厚みが薄い!
すでに麺棒や家具など我が家でも使ってるので、気分的な安心感があるのだろう。
実は今回いろいろ調べて知ったのだが、駒板はオイル磨きすると反るので良くないとかなんとか・・・
これまでのものは既にさんざんやってしまっているので手遅れなのだが・・
新しいものも懲りずに枕、反り止めは念入りに・・この二カ所は良いとして・・全体も軽くやってしまった。
では、早速使ってみましょう~
安定感と切り幅はどう変化するか楽しみでもあるが、一つだけ心配も・・・
枕高を低くなると包丁が枕を飛び越えてしまうこともあるという、お決まりの問題。
こういう細かいところは、自分を調整する/さらに道具を煮詰める、どちらかだ。
さ~狙い通り問題改善しているでしょうか・・・
今回は500gの粉で打ってみました。
これならブレることなく、しっかりと押さえられ安定感があります。
精神的にも集中出来るので良いです。
なにも考えずに自然と動く動作で切ってみると・・・
初めてなので少々感覚が・・ですが、細めになっています!
そ~この感じにしたかったんです!
これまで、この太さにしようとすると、かなり意識しながら切らないといけなかった
余計なところに意識が向いているので、駒板を押さえる力もゆるみ・・・切りが不安定だった。
それがなくなったので、気持ちよく細切りが出来るようになった。
ん~、気持ち良い、楽しい、集中力がちがう!
初めてなので少々慣れが必要だが、これは良いですね~
蕎麦打ち道具の選び方は・・・
駒板もそうですが、麺棒も、包丁にも同じようなことがありました。
自分に合った道具を使うことは上達に繋がりますし、何より気持ちがいい!!
ある有名な大巨匠とお話した際におっしゃってましたが・・
「良い道具を使うこと」とは「高価な道具を使う」ではなく「自分に合った道具が良い道具」
やはり「機能性」と「相性」が良いそば打ち道具の選び方の秘訣です!